ダンテズインフェルノ

今年初めての更新ですが、半年以上前に発売されたゲームのレビューです。
すいません。ワゴンで安かったので…

ダンテと聞くとデビルメイクライを想像する人もいるかも知れませんが、
こちらは実在した13世紀の詩人ダンテ・アリギエーリが著した叙事詩
「神曲」をテーマにしたアクションゲームです。

開発のVisceral Gamesはこのゲームの前に発売したSFホラー
「DEAD SPACE」が世界的な大ヒットとなったばかりでした。
しかしその「DEAD SPACE」、悲しい事に日本のゲーマーには
それほど知られていません。
なぜなら死体をバラバラにしたり、ゲームオーバー時の死亡演出で主人公が
バラバラになったりのグロ表現がCESAのレーティングを通らず、
日本では発売されなかったからです。

今作もその例に漏れず、エログロ表現に力を入れた作品ですが
地獄の悪魔が相手という事で、多少の修正のみで無事発売できました。

ゲーム内容はぶっちゃけ「ゴッドオブウォー」のクローンですが
やたらと性器をモチーフにした敵やオブジェクトがあったり
腕の先が金属の爪になった赤ん坊の敵などといった挑発的な
デザインセンスは「DEAD SPACE」の流れを引きついでいます。

表現という面で言えば海外(ドイツとオーストラリア除く)はゲームの表現が
日本より緩く、グロ表現や女性のヌードなどもレーティングは高くなるものの
ある程度許容されています。

ドイツなどの国も他の国から輸入すれば良いのですが、問題なのが日本。
タダでさえフォントなどの関係でローカライズが面倒なのに加えガチガチの規制。
(例えば一番上のZ指定でも、人間の腕や足が飛んだりしたら発売不可です)
その上市場が縮小しているので洋ゲーなんか出しても誰も買わない…と
最近は洋ゲーが出る素地がどんどんなくなってきています。

ユーザーは日本製のゲームだけで事足りているかも知れませんが、国内市場が
縮小している事を考えると、将来的にはより「世界」に目を向けざるを得ない。
その時日本が「ゲームのガラパゴス」となっていたとしたら、日本のゲーム産業に
かつての輝きを取り戻す力はあるのだろうか…と思います。

もちろん私は規制=悪という考えではありませんが、ゲームを映画などと同様の
表現媒体として扱い、もう少し自由な表現を許容してもよいのではないかと思います。

技術や予算では既に海外に遅れを取っている今、後は自由な発想こそが
日本のゲーム産業の鍵になると私は信じています。

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